ベテランでも新米さんでも、「ヨガインストラクターになろう!」と思ったキッカケがあるはず。
ヨギー・インスティテュートで『ベーシック・トレーニングコース』をはじめ
いろいろなコースの担当している講師の方々に訊いてみました。
アヤコ先生(福岡)
「今から十数年前、私はスポーツトレーナーとして働いていました。
パフォーマンスの向上、リハビリ、ダイエット……
なりたい自分になる!そんな様々な目的を持ったクライアントさんと日々向き合っていました。
ある時、目標であった体造りを達成したクライアントさんが、
急な精神的ストレスがかかる出来事と共に体調を壊してしまったのです。
その時に真の健康とは心も体も元気であってこそ!と痛感したのでした。
当時、お稽古としてヨガと合気道を習っていたので、
少しずつトレーニングにもそこから得た思想や考え方を取り入れ、
人の心や意識に働きかけることを心がけてみることにしました。
心と体を一緒に考え、意識的に行うトレーニングの実践ははるかに効果てきめんでした。
その延長線でスポーツクラブでのヨガクラスも担当させていただけるようになっていましたが、
一番心を動かしたのは、白隠禅師の“動中工夫”という言葉を知ったときでした。
動きの中で瞑想的な感覚を得る…そんなヨガに出会いたいと一人東京へ出向き、
いろんなヨガクラスを受けて回っていた時に一番感銘を受けたのがヤスシ先生のクラスでした。
忙しい社会で生きる私たちにとって、とても良い練習方法を見つけた!! そんな気がしました。
興奮のまま一度福岡へ戻り、その後トレーニングを受講すべく、
すぐに東京へ引っ越したのでした(笑)。
私はスタジオ・ヨギーと出会っていなければ、ヤスシ先生に出会っていなければ、
きっとヨガインストラクターになろう!とは思わなかったと思います。
気がつけば私もヨギーで教え始めて10年以上が過ぎました。」
カナコ先生(関西)
「もともと人に楽しさや笑顔を与えられる仕事をしたいと思っていました。
もちろん、どんな仕事でもそれは可能だと思いますが、
ヨガインストラクターになるまでは、事務職の仕事をしており、
そんな思いも少し忘れていたかもしれません。
踊ることが好きで、ダンサーをしていたときには、
舞台を観た人に『元気をもらった』など言ってもらえることが喜びでした。
ヨガと出会って受け取った感覚は、安心感であったり、満たされた感覚、
そして自信が持てたり、元気になれたり……『これだ!』と思いました。
内側から笑顔になれるこの感覚はどこから来るのか。
ヨガを深く学ぶごとにその思いは明確になり、人前で話すのは、とても苦手でしたが、
ヨガの教えや先生から頂いた多くのものを他の誰かに受け取ってもらえること、
それが仕事にできたらとても幸せだなと思ったからです。」
ミコ先生(関西)
「心とは何か?ずっとそんなことを考えていました。
大学院に進み心理学を学ぶか、ダンスの表現を学びにアメリカに行くか、
ヨガ哲学を学びにインドに行くか……。2年間悩みました。
結果、私が今まで悩み、考えてきた答えがすべて、ヨガ哲学にあるような気がして、
ヨガの本を読むことが楽しくなりました。
そして、『私はどこから生まれてきたんだろう』と思い、
インドにシヴァナンダヨガを学びに行く準備をはじめていました。
インドでは、勉強について行くことに必死でしたが、アシュラムの瞑想ホールが大好きでした。
インドで学んだこと、体験したこと、感じたことを伝えたい、心の質を高めたい、
帰国してからもヨガのある生活を続けたいと強く思い、現在に至ります。」
3人3様、それぞれのキッカケがありますね。でも共通するのは熱い思い!
この気持ちを今なお持ち続け、活躍しつづけている先生たちなのでした。