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インストラクターの仕事 vol.5 ~セルフプロデュースする、ということ~

インストラクターに必要なことは何でしょう? インストラクションする分野の知識と、それを教えるためのスキルが必要です。そのほかにも必要なことは何でしょうか? スタジオ・ヨギーで、マネージメントを通じて、約300人を超えるインストラクターの活躍をサポートしているインストラクターリレーション部の羽石さんにお話しを聞いてみました。

初めてスタジオを訪れる時、場所がどこにあり、どんな雰囲気のスタジオか、気になりますよね。どんなクラスがあるのか、料金はいくらぐらいなのか、どんな先生が教えているのか。そんなときに、ウェブサイトでまずは自分がやってみたいな、と思うクラスを吟味して、行けそうな曜日、時間帯のクラスを選んで、先生の雰囲気を見て、「よし!」と受ける決意をします。

先生の雰囲気は、もちろん、ウェブサイトに掲載されている写真とプロフィールから知ることになります。これが、公式に発信されている情報だとすると、もう1つ、今のみなさんが必ず行うことは、「口コミ」や「評判」を調べること、つまり、ソーシャルネットワークサービス(SNS)を通じて日々発信されている、“生”の声が大きな情報源となっています。

その“生”の声には、インストラクターさん自身がfacebookや、Instagramなど、SNSで日々発信されていることも含まれます。どんなことに興味があって、どんなふうなもの考え方をするのか、どんなことを専門としていて、どんな学びを深めているのか。先生の人となりと専門性を、SNSでは発言や切り取られた日常から知ることになります。

みなさん、公式の情報と、SNSの生の情報、この2つを手掛かりに、自分の興味やニーズと照らし合わせ、クラスを選んでいるのではないでしょうか。

公式の情報では、プロフィール写真と経歴を載せています。その写真は、今の貴方を表現できているでしょうか? 撮影してから何年も経っている、髪型が実際とは違いすぎている、ファッションに時代を感じる…ということはありませんか? 経歴には、プロフェッショナルとして日々勉強を続け、最新の情報に触れ、お客様のニーズに応えようとしている貴方が表現されているでしょうか? 

現在の貴方の魅力や強みを、情報を更新することで伝えましょう。それは、クラスを選ぶときのヒントになり、この人から学びたい、と思うきっかけになります。そして、食のことならこの人に聞こう、解剖学のことならこの人に聞こう、というように新たな仕事の展開につながっていくでしょう。

SNSが苦手な場合、こう考えてみてはいかがでしょう? 世の中にどんな人がいて、どんなことに興味を持って、どんなことが今、関心を持たれているのだろう、というのをちょっとのぞいてみよう、と。SNSは発信するだけではなく、人々の日常をかいまみることができます。刻々と変わりゆく今、という時間を、だれも止めることはできず、無視することはできません。変化を察知するなかで、これからのレッスンのヒントになることもあるかもしれませんし、普遍的に変わらないものを確認することもあるでしょう。

この時代ならではのツールをうまく活用して、自分自身を表現したり、世の中の変化をみて、仕事に活かしていくことは……実に多くの分野で多くの方が実際にやっていることなのです。

インストラクターのみなさんは、ご自身が“個人ブランド”でもあるのです。ご自身の個性を表現し、活かすこと、貴方自身というブランドを、表現できていますか? 足しすぎず、引きすぎず、“今”の貴方の魅力をしっかりと伝えましょう。

お話し:羽石久美 / 編集:七戸綾子

シリーズ<インストラクターの仕事> vol.1~人に伝える力~ vol.2 ~舞台は整っている?~ vol.3 ~ベースには思いやり~ vol.4 ~クオリティを保つには?~

羽石 久美 プロフィール
スタジオ・ヨギー(株式会社ロハスインターナショナル) インストラクターリレーション部シニアマネジャー。現在、マネージメントを通じて、全国の約300人を超えるインストラクターの活躍をサポートしている。ニューヨークで会員制エグゼクティブプライベートクラブでディレクターを12年半務める。その後起業し、レストランコンサルタントとして携わった本格和食レストランでNY初のミシュラン一つ星を獲得。サービスを極めるなかで、お客様と喜びを共有する仕事の魅力に憑りつかれた。

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