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私はこれを学んできました【ピラティスインストラクター イクコさん】

vol.2

現在、インストラクターとして活躍する“先輩”のみなさんは、これまでどんな勉強をしてきたのでしょう。専門分野や強みの見つけ方、学びの深め方、これからのあなたの学びの道しるべとなりますように、【学びの履歴書】をご紹介します。

怪我に悩まされ、ピラティスに出会う

私は幼いころから元々、体を動かすのが好きでした。運動会ではリレーの選手に選ばれたり、全校のマラソン大会でも上位に入って表彰されたり、勉強より体育の方が得意でした(笑)。部活はバレーボール部でした。大学も体育専攻でしたので、ほぼ毎日ジャージを着て体育の授業を受けていました。夏は遠泳合宿、冬はスキー合宿…(これも授業) 完全に体育会系でした。

生まれつき膝が悪く、学生時代からちょこちょこ痛めたりしていましたがアイシングをして治すの繰り返しで、若さでカバーしていたような感じだったんです。大学を卒業してスポーツクラブに就職し、アクアビクス、エアロビクス、ジムトレーナーとして活動していました。その後、フリーインストラクターとして活動していたときに、エアロビクスの研修中に怪我をして、今までにない衝撃の痛みを膝に感じました。このときは、仕事復帰に一ヶ月くらいかかりました。このまま仕事を続けられるか悩んでいた時に出会ったのがピラティスでした。

アメリカで活動されていたパーソナルトレーナーの方にピラティスを指導していただいたのですが、最初はなんだかよくわからないけど、終わった後のスッキリして身体が軽くなった感じを今でも覚えています。何回か続けていくうちに前よりラクに動ける感じに感動しました。

インストラクターの仕事を本気でずっと続けていくのなら、姿勢や身体の正しい動かし方を意識しなくては!と自分でピラティスの勉強を始めました。解剖学も含め、FTPピラティス認定インストラクター養成コースで学んだのが最初でした。

マシンのトレーニングで知った、ピラティスのおもしろさ

一番印象的だったのは、STOTT PILATESのリフォーマーのトレーニングです。あらためてピラティスの面白さを知りましたし、いかに自分のやりやすい動きでマットエクササイズをしていたか、など、自分の癖も細かく理解することが出来ました。

マットでは体幹を強化でき、リフォーマーではさらに四肢を鍛えることが出来ます。体幹が安定されていないとリフォーマーのベッドが揺れたりコントロール出来ないので、あっ、今力技でやっちゃったな、腹部の意識が抜けたな、などがすぐわかります。

私は腰椎の動きが悪いので、例えばリフォーマーでヒップロールをすると動きが腰椎に差し掛かるとベッドが動いてしまう。また、脚の左右差があるため、骨盤を安定させてストラップをつけて脚のエクササイズをすると脚がセンターより左に流れてしまうなど、マットでは意識してコントロール出来ていると思っていましたが、意識しすぎてへんに力んでやっていることがわかりました。

また、キャデラックではスプリングを左右別々に手、もしくは足につけてエクササイズをすることが出来るので筋力の差がわかりやすいし、やっていくことで左右のバランスを整えてくれます。細かい所まで意識させたり、鍛える事が出来るのはマシンならではだと思います。

ここからキャデラック、チェアーなどどんどん面白くなっていきますが、よくこんなマシンエクササイズを考えたなぁと感心しました。と同時に自分の弱い部分がどんどん浮き彫りになってきて、トレーニングに行くたびに反省しています…。

マシンを知ってマットピラティスのクラスの指導の幅が広がった

マシンのトレーニングを受けてからマットピラティスのクラスの指導の幅がとても広がったと思います。

指導時に、例えば肩が緊張して上がっている時、ただ「肩を下げて」、と言うだけでなく、「○○を意識して下げて」とか、今はここを意識しほしい、そうすれば背骨がもっと伸びてくる、もし背骨が伸びる感じがしなければこうしてみて、など、エクササイズのポイントを実感をもって伝えられるようになりました。

難しいかもと思われるピラティスを少しでもわかりやすく説明することで効果を感じてほしいです。そして続けてほしいです。

また姿勢によって気をつけたいことを伝えたり、プロップスを効果的に使うようになりました。1時間のレッスンでほんの少しの変化でも感じてもらえるように。エクササイズの流れも意識して考えるようになりました。

自分自身もピラティスの面白さや、身体に与える効果を感じていきましたし、それをしっかり伝えたい‼と強く思うようになりました。

パワーピラティスで、ピラティスの源流を知る

パワーピラティスのメソッドはとても興味深く、勉強になりました。ピラティス氏が考案したエクササイズとその順番を尊重したスタイルを学んだことや、ピラティスの歴史、ピラティス氏が実際に指導している映像を見ることで、ほんの少しでもピラティス氏に近づけた気がした貴重な時間でした。

これまで学んできた、FTPとストットとパワーピラティスの違いは、簡単に言えばスタイルの違いです。バワーピラティスはピラティス氏が考案したエクササイズとその順序を重視したクラシカルスタイル。FTP、STOTTピラティスはその時のテーマだったり、体力、レベル、姿勢などによりエクササイズを選択していきます。

違いはあるけれど大きな目的は同じだと思います。それはピラティス氏も伝えているように心身共に健康であること。より良い日常を過ごすためのツールとしてピラティスのエクササイズがあります。
個人的には両方のスタイルを体験してほしいです。自分のちょっとした変化に気付きやすいのではないでしょうか。

もちろん好きなスタイルだけでも、とにかくピラティスを始めてほしいです。そして続けること。ちょっとずつ変わっていく自分を楽しんでほしいです。

自分の姿勢やクセを確認したい方や、インストラクターを目指す方にもおすすめ

ヨギー・インスティテュートのピラティスベーシックトレーニングコースは、いろんな方におすすめしたいトレーニングです。基礎から学べる入門コースなので、ピラティスを深めたい方、自分の姿勢やクセを確認したい方にもおすすめです。

また、ピラティスの様々なスタイルのベースとして、インストラクターを目指す方にもぜひ参加していただきたいコースです。

私も担当させていただいていますが、自分自身も基礎が大事と初心に戻れる大切なコースです。

トレーニングで引き出しが増えただけでなく、引き出しの中身が整理される

今後も私自身、ピラティスを極めていきたいです。今もちょうどSTOTT PILATESのキャデラックコースのトレーニングに行っていて、毎回新しい発見がありめちゃくちゃおもしろいです!

例えば脊柱を伸展するエクササイズはマットでもマシンでもあります。何を目的としてどのエクササイズを選ぶのかが難しいのです。キャデラックで肩の安定、コアのコントロールが難しいのならばマットでやった方がいい。だけど脊柱の伸びがあまり感じないかもしれない。だったらそのエクササイズをやめて違う体勢でやるか、肩を強化するエクササイズをやり、腰椎を動かす、安定させるエクササイズをしてからやろう、股関節伸筋群を使うエクササイズをやろう、など、機能的で心地よい身体に近づくために今何を選択するかを考えます。

出来ないエクササイズがあるならば、まずはこのエクササイズから始めて弱いところを強化しよう、このマシンに助けてもらって脊柱の柔軟性を高めよう、そしていつか出来ないエクササイズが出来るようになったらまたひとつ力強く、そして心地よい身体に近づいていけたら嬉しいですよね。

今回のキャデラックの研修でもキャデラック、リフォーマー、マットなどとのつながりがさらに理解できました。またプログラミングのヒントをもらいました。引き出しが増えただけでなく、引き出しの中身が整理された感じです。

こんなふうにトレーニングを重ねていくと、私の中では点と点がどんどん繋がる感じがして、また少し知識が深まっていく事が嬉しく、そしてまたそれを伝えたい気持ちが高まってテンションが上がります(笑) 行けるのなら何歳になっても勉強しに行きたいですね。

ピラティスは私にとって生活の一部であり、なくてはならないもの

ピラティスは私にとって生活の一部であり、なくてはならないものです。ふっと振り返った時、ピラティスに助けられたなぁと思う事がたくさんあります。一番は妊娠出産でした。44歳での初めての出産は高齢出産という事で家族はとても心配していました。

でも私はピラティスをずっと続けてきたから大丈夫!という訳のわからない自信がありました。ありがたいことに悪阻が全くなかったので、出産予定日の3週間前までレッスンができましたし、肩こり、腰痛、むくみもほぼありませんでした。

病院では「何かしているのか」とよく聞かれました。出産後も体力すごいね〜と褒められたし(笑)
身体にいい事をしていたのは何かと振りかえるとピラティスを続けてきたこと。むしろピラティス以外何もしてないかも。精神的にも良かったです。妊娠中は不安になる事もありますが、ピラティスをするとスッキリするし、心も軽くなりました。

私は一生、ピラティスにハマっていると思います。子どもがまだ産まれたばかりなので、子どもに負けない体力をつけよう!=ピラティス頑張ろう‼︎という感じでいます。

名前
イクコ
職業
ピラティスインストラクター
学びの履歴書
2005年 FTPベーシックマットピラティス養成コース
FTPベーシックプラスマットピラティス養成コース
2006年 沖ヨガ指導者コース
2007年 FTPマスタートレーナー養成コース
2008年 STOTT PILATESマットコース
STOTT PILATESリフォーマーコース
2009年 パワーピラティス・ビギナーマットピラティスインストラクター認定コース
パワーピラティス・インターミディエイトマットピラティスインストラクター認定コース
2013年 STOTT PILATESバレルコース
STOTT PILATESキャデラックコース
2014年 ヨギー・インスティテュート Body Control Pilates® シニアピラティスインストラクター養成コース
2015年 ヨギー・インスティテュート Body Control Pilates® マタニティピラティス・インストクター養成コース・産前産後
2017年 STOTT PILATESチェアーコース
自然で機能的に動く身体を作り、ピラティスを生活の一部に取り入れることで"健康である幸せ"を感じることを目指しています。ピラティスっておもしろい!身体っておもしろい!と興味を持てる分かりやすい指導を意識しています。

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