このスタジオは名前の通り「研究室」的な意味が込められています。
ヨガ、ピラティス、ビューティー・ペルヴィスの3プログラムの枠にとらわれない、新しい学びをみなさまに提供していきたいと思っております。
このコンセプトのもと、キャット・マッカーシー先生による、「共感コミュニケーションスキルアップコース(パート1)」をこの10月に開催いたしました。
私はこのコースが開催されることを聞いたとき、内容は良くわからないけれど、「とにかく受けてみたい!」と思いました。
まず写真で拝見したキャット先生がとても美しく、NYでキャット先生に会ったことのある上司から聞くお人柄もとても素敵で、それだけで「この先生の話を聞いてみたい!」と思いました。
そして、「Non Violent Communication」という言葉にとても興味を持ちました。
「Non Violent Communication/非暴力コミュニケーション(以後NVC)」とは、コミュニケーションにおいて相手とのつながりを持ち続けながら、お互いのニーズが満たされるまで話し合いを続けていくという、共感を持って臨むコミュニケーションの方法です。(引用:ウィキペディアより)
NVCの書籍を読んで、このコミュニケーション方法についてさらに知りたくなり、今月このコースを受講しました。
受講してみて、「キャット先生のこのコースを本当にたくさんの人に受けてもらいたい!」と思いました。
そして、このブログを書いている次第です。
本屋さんへ行くと、様々な角度でコミュニケーションについて書かれた本がたくさんあります。それに加えて、心理学だったり、自己啓発系だったり、人が生きやすくなるためのヒントは世の中にたくさんあると思います。私もたまに、哲学だったり心理学だったり、そんな類の本を手に取ることがあり、その度に「ふむふむ」とか「なんか救われた~」とか思ってみるのですが、そこで得た智慧を自分自身に落とし込むことはとても難しいと感じていました。
共感コミュニケーションスキルアップコースの中では、そのメソッドをもとにたくさんのエクササイズを実践をします。
パート1では、自分の感情(Feeling)とその裏にある自分が必要としているもの(Needs)、またコミュニケーションの相手のFeelingとNeedsについて考えるのですが、その基本的な考え方をもとにした実践が私にとってはとても難しく感じました。
「私はそもそも何を感じているのか」が自分でもわからないのです。
他の方はそんなことないのかもしれないですが、私はとにかく私の感情がわからない。すると自分のNeedsに気付くことも困難でした。
けれど、エクササイズの実践を重ねるので、それを不安に感じることはありませんでした。
「これは実践を重ねれば、自分のFeelingとNeedsに気付けるようになるんだな」と思えたからです。
また、自分のFeelingとNeedsを理解できたとき、コミュニケーションを取る相手のことももっと理解できるようになるんだな、と思えました。
二日目のアーサナ練習の後に行ったあるエクササイズが印象的でした。
どんなエクササイズなのかは、ぜひコースを受講して経験してみていただきたいのですが、私はそのエクササイズの中で、心が体とつながっていることを理解しました。
自分が持つ「嫌悪」と表現できる感情によって体が反応を示すような体験をしました。
頭ではしっかり理解していると思うのですが、その理解をなかなか心が受け入れてくれない、そんな感じでした。
キャット先生はそのエクササイズを行ったあと、「自己に共感できるようになると、他者にも共感できるようになる」とおっしゃっていました。
「共感」と聞くとすでにできていることのように思えますが、NVCが定義する共感が本当の意味でのそれだとすると、私は自分自身とも、他者とも、共感のあるコミュニケーションを取れていなかったんだなと思います。
そして、このNVCのメソッドを学んだ今、これから実践を重ねることで、「自己と他者に共感するコミュニケーション」を取ることができるようになると思えています。
この「共感コミュニケーションスキルアップコース」はパート3まであります。
今後もヨギー・インスティテュートでは継続的にこのトレーニングコースを開催して参りますので、ぜひ多くの方にご受講いただけると嬉しいです。
【次回開催スケジュール】
NVCSC第2期(パート1)
2019年 第1回 1月28日(月)
第2回 1月29日(火)
第3回 1月30日(水)
開催場所:スタジオ・ヨギー中目黒
※パート2は2019年春を予定しております。
詳細が決まりましたら、WEBサイトにてお知らせいたします。
コースの詳しい内容については 【こちら】
ヨギー・インスティテュート事務局 大久保