Interview

「寺ヨガ」や医療機関で活躍。地域コミュニティやQOLのために人に寄り添う【卒業生活躍リポート vol.8 清水麻紀子さん 1/2】

きっかけは、心が明るく開かれていくアヌサラヨガにひかれて

 運動不足解消のため10年ほど前にヨガを始めた当時、アヌサラインスパイアドビギナーズのクラスをよく受講していました。心が明るく開かれていく感じが気持ち良く、その精神性を詳しく知りたいと思い、ヤスシ先生のプレ・アヌサラ集中コースというトレーニングを受けたのがヨギーで受けた最初のトレーニングです。

その後、海外の先生のWSを受講し感銘を受け、その先生のトレーニングに参加してみたいと思ったのですが、受講の条件が「BTC卒業程度のヨガの知識があること」となっていました。 そこでBTCを受講することにしたのです。当時はインストラクターになりたいわけではなく、ただ、その先生のトレーニングを受ける条件を満たしたい一心でしたが、自分のペースやタイミングで受講ができるので、結果的にヨギーでトレーニングを続けました。

ヨガの智慧が精神的な支えとなり、やがて指導者を目指すことに


 実は最初にヨギーでBTCを受けてからTTCを受けるまで、5年ほど時間が空いています。その間、病気をしました。乳がんです。その時、クラスやBTC、ATCで少しずつ学んでいたヨガの智慧が私を精神的に支えてくれ、病気と向き合ことができたとの思いから、ヨガの智慧のどこがよかったのかをより詳しく知りたく、そしてセラピーとしてのヨガを学びたいと思い、日本ヨーガ・ニケタンでヨーガ療法を学び始めました。これは、教えること、指導者になりたいということではなく、あくまでも自己理解のためでした。

 3年かけてヨーガ療法を学んだ後、一つ気づいたことがありました。それは、病気になった人の回復を手助けするのも必要だけれど、今元気な人が病気にならないような働きかけも同じくらい大事だということです。



その頃、シカゴ在住のトモコ先生のWSを受講しました。そのなかでトモコ先生は、“(ご自身の)クラスのテーマは「癒し」である、そしてクラスの内容がたとえパワーヨガであったとしても、癒しの心を持ってクラスをおこなえばそのクラスは癒しのクラスになる”とお話してくださいました。

この言葉を聞いて、今度は初めからヨガを伝える人になると決意した上で、「より多くの方に、セラピーとしてヨガの智慧を伝えられる技術を身につけたい。特定の技法や流派にこだわらず、ヨガの智慧を伝えられるようになりたい」と思い、BTCからトレーニングを受けているキミ先生の下、yoggyでTTCを受講することを決めました。

 トレーニングを通して学んだこと、感じたこと

トレーニングでは一貫して、指導技術はもとより、どんなふうにして人に寄り添っていくか、関わっていくか、人としての在り方を教えていただいたことが、私にとっての一番の学びだったと感じています。 TTCの卒業試験の時、無自覚に否定的な言葉遣いをしていたことに対し、「肯定的な言葉を使うようにしましょう」と先生からフィードバックをいただきました。

トレーニングで教わった「指導には肯定的な言葉を使う」ということは、言葉によってその人の本質、純粋さに光をあてるようなガイドをすることが、本来持っているけれど今は見えていない力を引き出すことに繋がると知りました。



また、人を敬う心のあらわれでもあるのだと感じました。私自身、先生の何気ないひとことに傷ついたり、心を揺さぶられた経験があります。指導に熱心な方だったからこそ出た言葉だったことや、私の認知にも問題があったことがいまならわかるのですが、その当時はとても悲しかったです。

自分の経験から、無自覚さが人を傷つけると学び、人として、ヨガ講師として、すべての行動において意識的で、平安でありたいと改めて思います。 また、ヨガの智慧は、人に寄り添う姿勢や人とのつながりの理解を促す普遍的な教えだと、受けてきたトレーニングを通して、そしてそのあとの日常の経験を通して、その都度実感してきました。

これらyoggyのトレーニングを通して学んだこと、感じたことは、技法や流派の枠を越え、現在、うつ病や認知症、高齢者の方へのセラピーの現場でもとても役立っています。

毎日のヨガニドラーで、サンカルパが引き寄せてくれたのは
 

もともと神社仏閣を巡るのが好きなこともあり、「一歩門をくぐるだけで自然と自分と向き合うことができるお寺という空間で、ヨガクラスを開催してみたい」と、寺ヨガは以前からやってみたいことの一つとしてありました。 TTCを受講していたころ、実際に「ヨガクラスを開きたいのですが…」と問い合わせてもいるのですが、残念ながらすでに実施されているお寺さんも多く、その時は開催がかないませんでした。

TTCを修了し、認定者になると「ゆったり寺ヨガ」の講師登録ができると知り、とりあえず登録だけはしたのですが、その時はそれ以外、特に働きかけはしませんでした(その後、担当することが決まってから、慌てて寺ヨガに関するレポートを提出することになります…)。 実は、寺ヨガの講師はサンカルパが引き寄せたものだと思っています

。私はヨガニドラーがとても好きで、ATC(現MIC)でヨガニドラーを初めて受けて以来、度々自宅でもおこなっていました。CDやアプリがなくても、脳内でキミ先生のガイドが再生されるくらいに好きです。 あるとき、TTCの仲間たちとサンカルパの話をしていて、「毎日ヨガニドラーをしている」と聞き、その後、私も毎日やってみることにしました。その時のサンカルパは特に熟考した願いではなく、その時ふと心に湧いてきた(キミ先生がよくおっしゃる「無邪気に」という感覚が一番近かったです)「ヨガのお仕事ができますように」という願望でした。

 毎日ヨガニドラーをおこなうようになって、確か2〜3週間くらい後のことですが、インスティテュートの大久保さんから、「新しいお寺さんで寺ヨガが始まるのですが、まきこさん、どうですか?」とメールをいただきました。その時の感想は嬉しさ以前に、「あ、サンカルパってほんとうに実現するんだ!」という驚きでした。

 そうして直接的にも間接的にもいろいろな方からご縁をいただいたお寺さんは、所在地も開催日時も、私にとってはとてもいいお話(条件)だったため、ありがたく担当させていただくことにし、今に至ります。ちなみにその時のサンカルパは、様々な経由でヨガのお仕事を私のもとへ運んできてくれました。

 インタビュー後編:「『寺ヨガ』は、地域のコミュニティの場であり、私の学びでもある」につづく

清水麻紀子さん プロフィール エディトリアル・デザイナー/ヨガインストラクター therapy studio ensemble(セラピー スタジオ アンサンブル)を主宰。ヨガの智慧をお伝えすることで、「今ここ」にある幸せを実感し、豊かな時を重ねていくためのお手伝いをしています。ワークショップスペース「ロハスムーン」でのウェイクアップヨガの他、医療機関でのヨーガ療法指導、お寺でのヨガクラス(ゆったり寺ヨガ@安楽寺)、ヨガインストラクターによるタイヨガ施術チーム「タイヨガ☆パラダイス」でのタイヨガ施術など。インストラクター名は、MAKIKO。


ヨガ歴

2007年 スタジオ・ヨギーに通い始める

2009年 ヨギー・インスティテュート プレ・アヌサラ集中コース修了

2010年 ヨギー・インスティテュート ベーシック・トレーニングコース修了 2010年 ヨギー・インスティテュート セラピューティック・トレーニングコース修了

2011年 ヨギー・インスティテュート アドバンス・トレーニングコース(現MIC)、セルフケア・トレーニングコース(現YAC)修了

2011年 Sarah Powersによる陰ヨガティーチャートレーニング修了

2012年 ヨギー・インスティテュート プラーナーヤーマ・インテンシヴコース修了 2015年 日本ヨーガ・ニケタン ヨーガ療法士養成講座修了

2015年 Jonas WestringによるThai Yoga Therapeutics Advanced course(Level 3)修了

2015年 ヨギー・インスティテュート ティーチャー・トレーニングコース修了 2015年 ヨギー・インスティテュート認定200インストラクター(YIC200)

2015年10月より(一社)日本ヨーガ療法学会認定ヨーガ療法士として、医療機関、高齢者施設などでヨーガ療法指導開始

2015年11月よりレンタルスペースにてウェイクアップヨガのクラスを開始 2016年1月よりヨギー・インスティテュートのお仕事紹介による医療機関での指導開始(ハートプロジェクト)

2016年10月 ゆったり寺ヨガでの指導開始 2017年5月 ヨギー・インスティテュート ヨガニドラー・トレーニングコース修了