インストラクターに必要なことは何でしょう? インストラクションする分野の知識と、それを教えるためのスキルが必要です。そのほかにも必要なことは何でしょうか? スタジオ・ヨギーで、マネージメントを通じて、約300人を超えるインストラクターの活躍をサポートしているインストラクターリレーション部の羽石さんにお話しを聞いてみました。シリーズでお届けします。
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インストラクターさんがオーデイションを受け、デビューし、その後クラスで活躍する姿をみてきました。そのなかで感じていること、確信したことをお話ししますね。
インストラクションにはその分野の知識はもちろん、スキルと経験が必要です。自分自身が学びを深めるだけではおさまらず、いかに自分の持っている知識を咀嚼して相手に伝えていくかが大切です。グループレッスンでは、大人数の方を前にレッスンをします。お客様の数ほど、ニーズも多様です。
クラスを受けて、「元気になる」「楽しい」ことは人気の条件となりますが、ヨガやピラティス、ビューティ・ペルヴィスのクラスではさらに、「知る」「わかる」「感じる」などの“気づき”が求められているのではないでしょうか。たとえば、体の使い方を知る、感覚の違いがわかる、変化を感じる…などを実感できたときに、クラスに充実感や満足感を覚えるのではないでしょうか。
つまり、“伝える”技術が必要です。インストラクションによって、伝え方によって、相手にちゃんと響いているかどうかが大切です。お客様の表情を見ると、伝わっているな、というのを、インストラクターさんもまた感じるのではないでしょうか。
伝える技術が備わっているインストラクターは、面白いクラスを提供し、魅力的な先生と言えるでしょう。
お話し:羽石久美 / 編集:七戸綾子
シリーズ<インストラクターの仕事> vol.2 ~舞台は整っている?~
羽石 久美 プロフィール
スタジオ・ヨギー(株式会社ロハスインターナショナル) インストラクターリレーション部シニアマネジャー。現在、マネージメントを通じて、全国の約300人を超えるインストラクターの活躍をサポートしている。ニューヨークで会員制エグゼクティブプライベートクラブでディレクターを12年半務める。その後起業し、レストランコンサルタントとして携わった本格和食レストランでNY初のミシュラン一つ星を獲得。サービスを極めるなかで、お客様と喜びを共有する仕事の魅力に憑りつかれた。
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