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私はこれを学んできました【ヨガインストラクター サチさん】





vol.4



現在、インストラクターとして活躍する“先輩”のみなさんは、これまでどんな勉強をしてきたのでしょう。専門分野や強みの見つけ方、学びの深め方、これからのあなたの学びの道しるべとなりますように、【学びの履歴書】をご紹介します。

ストレスケアで始めたヨガが、週末のリフレッシュになっていた

私は元々、脊柱側弯症という疾患を持っています。背骨が湾曲して捻じれています。かなり重度なので手術を考える段階ではあるのですが、担当医師と沢山話し合った上で、当面の間は体の柔軟性と筋力を保つ事で現状維持をして、腰痛や背中の痛みを和らげる事で自身の体と付き合っていこうと決めました。

痛みや違和感だけでなく、背骨やその周りの筋肉が安定しないことで、日頃から理由も分からず精神的に落ち着かない時もあれば、将来自分の体はどうなるのだろう?と良くない想像をしてさらに不安になったりもしていました。



社会人になってからは仕事のストレスをケアする方法が欲しいなとも思っていました。そんな時にふと目に入ったのがヨガの広告で、あまり迷うこともなくスタジオ・ヨギーの体験に飛び込みました。ヨガを終えた後に、心は静かになっているのに、優しくて強い気持ちがある。その心地良さに、いつの間にかはまっていったことを覚えています。

インストラクターになるまでに、様々な職を体験しました。直前は営業事務の仕事をしていました。数字と時間がいつも隣り合わせで正確さや速さが求められる状況で、自分の能力では追いつかないこともありましたが、足りないところは繰り返し取り組み教わったりしながらただ必死に仕事をしていました。
当時の自分に声をかけるとしたら、「もっと肩の力を抜いて大丈夫だよ!」と言ってあげたいくらいです。その中でも達成感を感じる事も多く、私なりに充実感を持って働いていました。
ただ、長時間のデスクワークでしたので、元々背骨に疾患を持っている私には、身体的に少し負担が大きかったように思います。一日の終わりや週末には体に石が巻き付いているかの様な疲労感があり、週末はヨガに通ってリフレッシュ!といった毎日を送っていました。



トレーニングは自分には関係ないと思っていた

はじめに受けたトレーニングは、ベーシック・トレーニングコース(BTC)です。私は長い間レギュラークラスの受講のみで、トレーニングは自分には関係ない世界だと思っていました。でも、ヨガのアーサナを深めるにつれて、ヨガに対する疑問、自分自身に対する疑問や違和感を多く感じるようになりました。今から思えば、それまでヨガ哲学を全く勉強していなかったので、どこかでバランスが取れていなかったのではないかと思います。
アーサナの形や見え方ばかりに気をとられ、逆に怪我をしてしまったこともあります。そのうち次第にそれまでの様に、「今日もヨガしてスッキリした!」という爽快感だけでは満足出来なくなり、ヨガをすればする程何故か窮屈感を感じる様になり・・・ヨガが好きでヨガをしたいのに、ヨガをするとなんだか苦しくなる。きっと自分のこともヨガに対しても、根本にあるものや全体を見る時に来ていたのかなと思います。それなら一から勉強しよう!と思い、スタジオのいろいろな先生にもたくさん助言をいただいて受講を決めました。



ヨガは学ぶものではなく実践するもの、という先生の言葉に心を動かされた

もっとも影響を受けたトレーニングは、ティーチャー・トレーニングコース(TTC)です。自分自身と前向きに向き合う時間を最も強く実感したトレーニングでした。前進したいと思うからこその自分への悔しさや情けなさ、もっと出来るだろうと奮い立たせる勇気、冷静に客観視する視点、達成感や自己肯定の気持ちなど。トレーニング、課題に取り組む時間も含め、日常の時間が繊細なものになったと思います。
そして、自分自身だけでなく周りとの関係性や調和をより大切に意識するようになりました。ヨガは学ぶものではなく実践するもの、という先生の言葉に大きく心を動かされた瞬間を今でも覚えています。私は一旦執着やこだわりを持ってしまうとなかなかそれを手放せない傾向があって、頑固でまっすぐ過ぎるところがあるのですが、この頃から少しずつ柔軟になり始めたような気がしています。そういった部分は今でも課題であり、今でもTTCのテキストを見直す度に、「あっそうだった!」と思い出して自分自身を見つめることも多く、私の中ではTTCの学びは今でも続いています。

痛みが和らいだ…トレーニングで実感した、瞑想の効果

印象的だったのは、メディテーション・インテンシヴ・コースです。実は、瞑想って自分とは違う世界のもので、関わることは一生無いのだと思っていました。でも、実際にトレーニングが進んで行く過程で、視点をどこに置くか、どのように日常を送る意識を持つかによって、自分の中で日々の生活が少しずつ変わっていくことに、ただ驚くばかりでした。外から見ていた瞑想の世界と内側に入って見る世界は全く違うものでした。

そして何よりも自身の身体を以て実感したのは、当時ピークに達していた腰痛や背中の痛みがトレーニング終了時に和らいでいたことです。瞑想だけの影響ではないかも知れない、でも明らかに大きな影響は及ぼしていると。心身共に大きな影響を受けたトレーニングでした。

知った上で実践すること

人にお薦めしたいのは、呼吸法の講座です。先日プラーナーヤーマのリトリートに参加してきましたが、体という器を整えることの大切さに気付く瞬間が沢山ありました。スタジオ・ヨギーのワークショップ「覚えておきたい4つの呼吸法」はとても分かりやすくてお薦めです。ヨガの呼吸法でも、ヨガに関連したものでも、様々な呼吸法の中で自分に合うものが必ずあると思います。
何故それが良いのか?という理論を知ることも大切ですが、知った上で実践することで変化を感じやすいと思います。目的や状況によってどの方法を選択するのかも変わってくると思いますが、目に見えない呼吸がいかに心身に影響するかを実感することで、より一層取り組みやすくなると思っています。

難しい状況にある人にも、ヨガを身近にできるように間口を広げたい

またまだ学びたいこと、学ぶべき課題が山ほどあって、どの道から登ろうかと迷う事もありますが、興味があるものが大きく分けて二つあります。ひとつはセラピューティック的、医学的な視点を取り入れたヨガと、その伝え方を学びたいです。人はみな、身体の状態も生活背景も違うけれど、それが理由でヨガから遠ざかることが無いように・・・今の私にはとてもそんな力が無いので、インストラクターとしての立場に居るのであれば、みんなが入れる窓口を出来るだけ広くする努力をしたいと思います。
実は、私は15歳の時に大きく体調を崩して数か月療養した経験があります。一時は回復するかどうかも分かりませんでしたが、医師や看護師の先生方、家族、友人のおかげで元気になりました。



それを踏まえた上で大切だと思ったのは「自分が生きようと思う力、自分の力で立とうと思う気持ち」でした。人間にはきっと、その人に応じた自己治癒力が在ること。それを引き出すには自分だけでなく周りの環境が不可欠であること。
その頃はヨガの事を全く知りませんでしたが、15歳の時になんだろうな?と感じたその力の源は、今学んでいるヨガにも繋がるものだと感じています。これはヨガの哲学にも通じることがあるのですが。
みんなが万全の状態でヨガに取り組めるとは限らない。ヨガを身近に実践できる人にも、難しい人にも、みんなが居る事が出来る場を作りたいです。
もうひとつは、アロマテラピーです。昨年から本格的に勉強を始めましたが、使っていると何故か心地よくて落ち着きます。与えられた自分の体を大切にしようと思えます。ヨガを始めた時の感覚にとても似ていて。また精油を扱う瞬間は、瞑想時に集中する時の時間の流れと似ているように感じていて、私にとってはとても貴重な時間です。だから、そう思うものをもっと深く知りたいです。
名前
サチ
職業
ヨガインストラクター
学びの履歴書
2014年 ヨギー・インスティテュート ベーシック・トレーニングコース(BTC) ヨギー・インスティテュート ティーチャー・トレーニングコース(TTC) ヨギー・インスティテュート チェアヨガ・トレーニングコース(CY) ヨギー・インスティテュート メディテーション・インテンシヴコース(MIC) ヨギー・インスティテュート ヨガアナトミー・インテンシヴコース(YAC)
2015年 ヨギー・インスティテュート リストラティブヨガ・トレーニングコース(RT)
2016年 ヨギー・インスティテュート セラピューティック・トレーニングコース(TH) ヨギー・インスティテュート ティーチャー・スキルアップ・トレーニングコース(TSTC) ヨギー・インスティテュート ヨガニドラー・トレーニングコース(YND)
2017年 ヨギー・インスティテュート アーサナ・インテンシヴコース(AI) ヨギー・インスティテュート プラーナヤーマ・インテンシヴコース(PRN)
「本来ある良さに目を向け尊重すること」という理念を掲げているスタジオ・ヨギーに感銘を受け、ヨギー・インスティテュートで学びを深めている。体と心、まわりの全てと繋がりながら、自然と笑顔が生まれるようなクラスを目指しています。

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