パワーピラティスのインターナショナル・ティーチャー・トレーナーで、自身のスタジオも主宰しているマルシア・ヘグマン先生。かつてはクラシックバレエ、モダンバレエで長く活動をしていました。
ブラジル出身のマルシア先生に、ふるさとブラジルの好きなところ、ピラティスで得た効果は? OFFの好きな過ごし方は?など、10個の質問を聞いてみました。
1.ピラティスの講師になる前は、どんな仕事をしていましたか?
クラシックバレエやモダンバレエで、セミプロフェッショナルとして26年間踊ってきました。なぜセミプロフェッショナルかというと、午前中はコンピュータープログラムの仕事をしていたからです。そして午後や週末にバレエのレッスンや、リハーサルをしていました。
ダンスを始めたきっかけは、音楽やダンスが好きだったからだと思います。私が10歳の頃、姉たちがダンスのクラスを受け始めたので、それについていくようになったのが始まりかもしれません。
2.ブラジルで好きなこと、過ごしていた時の思い出をお聞かせください。
ブラジルのことならずっと話し続けられます!パーフェクトな場所ではないですが、私は自分の国を愛しています。とても美しくて、とても豊かなカルチャーに満ちたところです。ブラジルの好きな場所は2カ所あって、ウバトゥーバ(Ubatuba)とパンタナル(Pantanal)です。全てのビーチは濃いトロピカルの森林に囲まれています。
ウバトゥーバはブラジルの南東にあるトロピカルなビーチタウンで、72カ所のビーチがあります。小さく人の手が加えられてない徒歩でしか行けないビーチから長い白浜のビーチまで、そしてサーフィンに最適な波があるビーチから子どもに安心な穏やかなビーチまでと様々です。ウバトゥーバでは、フレッシュなシーフードを堪能し、カイピリーニャを飲むの大好きです。
パンタナルは中西部に位置し、最も広いトロピカルの湿地帯です。この地域はインコ、オウム、ワニなどの野生動物を観察するのにパーフェクトな場所です。ここには美しい川があり、いくつかは水が透き通っていて、泳いだりスノーケルをするのに最適です。ピラニアがいる川もあるので、どの川も安全に泳げるわけではありません!でも魚はピラニアだけではありませんし、この地域のお魚はとても美味しいから、私の好きなものの一つです。
3.ブラジルでは、ピラティスクラスはどのようにおこなわれていますか?
ピラティスはブラジルでもとても人気があり、ジムやピラティスの専門のスタジオで行われています。またブラジルでピラティスを教えるためには、体育教師または理学療法士であるか、ダンス学を卒業する必要があります。なので、ダンスのトレーニングの科目としてあります。大体はリハビリや強化の目的で使われています。
4.ご自身が、ピラティスで得た効果を教えてください。
始めにピラティスを始めた時はまだ踊っていて、このメソッドによりバランスをもっと取れるようになり、怪我を防いてくれて、もっと強くなれることに気がづきました。
しかし教え始めるようになって、ピラティスが私の人生を変えたのです! 人々を精神的にも身体的にも強くなる助けをすることで、人生の目的を果たしている気がします。講師を育てるティーチャートレーナーとして、ピラティスは私を力づけてくれ、他のインストラクター達を活気付けてくれます。
5.影響を受けた先生について教えてください。
シシリア・パネーリ先生は、とても素晴らしい講師で、ロマナ・クリザノウスカから学んだことをたくさん教えてくれました。彼女に刺激され、このメソッドを深く学ぶようになりました。
エリン・ホースト先生は、始めは講師と生徒の関係でした。しかし間も無くその関係が発展して、とても親しい友人となりました。彼女は私の親友の一人であり、彼女のとても強いリーダーシップとビジネス感覚をとても尊敬しています。
6.ピラティスで好きなポーズは何ですか?
どのエクササイズも好きですが、好きなものを選ぶとするならジャックナイフです。または頭上で行うエクササイズです。
7.アメリカに移住したきっかけはなんですか? また、OFFの過ごし方を教えてください。
アメリカ人と結婚して2003年に移住しました。だからアメリカに移住した理由はラブです。
私は働き蜂で、いつも身も心も忙しい状態です。オフの日でさえも、ピアノを弾いたり、CEのワークショップについて執筆したりしています。リラックスするために、この季節では主人とゴルフに行ったりします。冬だと映画を見るのが好きです。でも好きなことというと旅行することです。日帰りや、週末にかけて近くの町や都市に行ったりする小旅行でも好きです。
8.600時間トレーニングプログラムを受けた、エヴォリューションは、どんなところですか?
エボリューションはいわゆるヘルスクラブで、ピラティス、ヨガ、マッサージ、ジムでのワークアウト、フィットネスクラス、栄養の指導などのサービスがあるところです。このクラブはとても綺麗で、ピラティスのアパラタスもあるとても大きな施設です。
9.ご自身のスタジオ “センター・オブ・ライフ・ピラティス・スタジオ”をオープンしたときの気持ちを教えてください。
ピラティスのスタジオをオープンさせたことは私の人生にとって、とても大きな成し遂げたことでしたし、今でも同じです。自分でビジネスを行い、今まで学んできたメソッドの全てを実践していることを私にとって大きな喜びです。
10. ピラティスのインストラクターを養成するうえで、大切に思っていることはなんですか?
私がコースを教えるにあたって伝えたいと思う大切なことはたくさんありますが、正しいクラシカルピラティスのエクササイズとその目的を伝えること以外に、ジョセフ・ピラティスの本当の教えに忠実であるように、もっとメソッドについて学ぶことを生徒たちに勧めています。その他にもピラティスに対する私の情熱と、ピラティスが体、心、精神を強くする助けになり得るという信念を共有するという目標を持っています。
2006年からティーチャートレーナーとして教えていますので、簡単に計算したとしても100人のピラティスインストラクターを輩出してきていると思います。
*** マルシア・ヘグマン先生が2017年8月に来日します。
<<来日情報ページでも随時お知らせいたします。
ジョセフ・ピラティス氏が考案したエクササイズとその順序を尊重したスタイルを学ぶ
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マルシア・ヘグマン Márcia Hagemann
パワーピラティス講師。ブラジル出身。クラシックバレエを26年間、モダンバレエを15年間学ぶ。その間にピラティスに出会い、ロマーナ・クリザノウスカ氏の元で学んだシシリア・パネーリ氏について3年間ピラティスのトレーニングを受ける。アメリカに移住後、メリーランド州にあるエボリューション アナポリスでエリン・ホースト氏の元、パワーピラティス600時間トレーニングプログラムを受講。2003年よりピラティスを教え始め、2004年に“センター・オブ・ライフ・ピラティス・スタジオ”をオープン。2006年にパワーピラティスのインターナショナル・ティーチャー・トレーナーとなり、メリーランド州、バージニア州、ワシントンD.C ,またブラジルでトレーニングを行う。ビギナーからベテランまで、そして身体的に特別なケアが必要な人に教えてきた幅広い経験を持ち、PMA(ピラティス指導者の国際的な資格)の認定講師でもある。