Interview

会社の部活で教えています! 【卒業生活躍リポート vol.3 重本直美さん 1/2】

運動していない私でも、ヨガならできるかもしれない

2016年の1月から8月にかけて、「ヨギー・インスティテュート認定200時間コース」を受講していました。「ベーシック・トレーニングコース(BTC)」にはじまり、「メディテーション・インテンシヴコース(MIC)」「ヨガアナトミー・インテンシヴコース(YAC)」「ティーチャー・トレーニングコース(TTC)」まで一気にまとめて受けました。

ヨガは10年ほど続けていますが、スタジオ・ヨギーには2009年に中目黒スタジオがオープンしたことがきっかけで通い始めました。家から近かったんです。それまでは、ホットヨガを2年半ぐらいやっていたのですが、体質に合わないみたいで、クラス後に頭が痛くなったりしていました。

ヨギーに通い始めたころは、以前の職場に勤めていたので、ハードワークで平日にスタジオに通う時間はなく、土曜日の昼にサヤカ先生のクラスに通っていました。きれいな身のこなしで素敵だな、と思って通うのがとても楽しみでした。

そもそもヨガを選んだのは、まったく運動をしていなかったので、ヨガならできるかな?と思ったのがきっかけでした。始めたころはそれほどヨガにはまっていなかったんです。

ヨガの楽しさを気づかせてくれたインストラクターさんの存在

ヨギーに通い始めてからしばらくはベーシックなクラスしか受けていなかったのですが、それは上級のクラスはもっとできないとついていけない、と思って参加する勇気がなかったからでした。そのうち、私が通っていた時間帯のクラスの担当インストラクターがアキコ先生に変わったのですが、「ベーシックのみんなを上にあげたい」という強い想いがあって「このあと、エナジーのクラスも私が担当しているから、いらっしゃい」と、声をかけてくださいました。それがきっかけでエナジーを受けたら、できる!と楽しくなって。今考えると、ヨガの楽しさを気づかせてくれたのはアキコ先生だったんだな、と思っています。

部活で教えるなら教え方をちゃんと知っておきたい、と思ったのがきっかけ

ヨガインストラクターをしている人と知り合いになって、ヨガの話をしていたとき、「そんなに長くやっているならトレーニングを受けたらいいのに」とか、「先生にならなくてもトレーニングは受けていいんだよ」とか、「世界が広がるよ」と言われて、そうなんだ、とは思ってはいましたが、実際の行動には移していませんでした。

2015年の秋、転職をして、現在の会社に勤務し始めました。前職では忙しすぎて新しいことを始めるゆとりがなかったのですが、新しい職場で部活制度があるというのを知り、ヨガをやっているという話をしたら、「部活をつくればいいのに」と同僚にすすめられました。部活で教えるなら教え方をちゃんと知っておきたいな、と思って気になりだし、そこからやっと色々トレーニングを調べ始めたんです。

ヨギー・インスティテュートがいいな、と思ったのは、ずっとスタジオ・ヨギーに通っていたから、という理由と、ちゃんとヨガのことを教えてくれる、ここなら知識が身に付くと思ったからです。資格ビジネスで人集めをしているような雰囲気のところはちょっと違うな、と思って避けました。

私が受けた200時間コースは、キミ先生が一貫してトレーニングを担当されたものでした。実は、トレーニングを受けるまで、キミ先生のクラスを受けたことはありませんでしたが、ディレクターで、トレーニングコースを考案したりするすごい先生にずっと習うのはメリットだと思ったことも、申し込みの後押しとなりました。

トレーニングを受けてよかったこと

全然知らなかった哲学、解剖学を学べたことが大きかったですね。それまで動くことがヨガだと思っていたので。哲学が根底にあった上で、動きのヨガがあるんだ、というように、ヨガへの見方、向き合い方が変わりました。土日開催のトレーニングでしたが、その間は、宿題もあって、仕事との両立はきつかったです。特に7月ごろは、ティーチャー・トレーニングコースの最後の山場と仕事の忙しさが重なって、たいへんでした。

ヨギーでふつうのクラスに通っても、クラスを受けたらすぐ帰るだけ。でもトレーニングでは、ヨガをする共通の知り合いが増えました。ほかの友だちはそこまでヨガに興味があるわけではないので、トレーニングで一緒に勉強した友だちとは、深くヨガの話ができてうれしいです。ヨガを共通にしてバックグラウンドが異なる人たち、年齢層も20代から50代と幅広く、ふだん知り合えないような人とも出会えました。200時間コースを全部通して受ける人はそのとき8人でしたが、あとは、各コースごとに別の人たちが参加されているので、人間関係が広がりました。

ヨガ部の活動

週1回、木曜日に朝、30~40分ほどクラスをしています。また、会議室の都合があるので曜日は決まっていませんが、各週で夜、75分のクラスをしています。

朝のクラスは、私がチームリーダーとなっているチームのメンバーもヨガに興味を示してくれたので、週次の定例ミーティングの前にヨガをすることがはじまりでした。会社は10時が業務開始なので、その1時間前の9時からヨガをしています。5月ごろに始めたのですが、6月以降は雨が降っているから、とか、朝起きれない人が続出して、ぽつーんと一人になることも多くなり、これは母数を広げなくては!と思ったので、チームを超えてまわりの人にも声をかけはじめ、集まってくれた人たちが今のヨガ部の母体となっています。

元々ヨガ部をやりたいと思ったのは、同僚からのすすめもありましたが、まわりの人にもヨガをやってほしいなと思っていたからです。IT系の仕事は、処理しなければいけない情報の量も多くスピードも速いので、ストレスを感じ、心のバランスや自律神経が乱れていく人も多いと感じています。ヨガをやっていく中で、自分自身もバランスをとれるようになっていったのを実感したので、ヨガは私たちのような職業の人には必要だと思うようになりました。周りで心や体の調子がおかしいという人がいるときに、対処してあげたいとも思っています。

ヨガで動いてみる?と声をかけたり、運動が苦手な人にはヨガニドラーに誘ってみたり、まわりの人にヨガを提供することで、働く環境がよくなったらいいな、と思っています。

また、ヨガクラスを受けに来てくれる人がいる、ということが、応援してもらっているな、と感じます。

インタビュー後編:「参加者の声」「シークエンスはいつ考えている?」につづく

重本直美さんプロフィール
ウェブディレクター
デジタルエージェンシー 株式会社インフォバーン ソリューション部門 ディレクションユニットに所属し、顧客のオウンドメディア運営、プロジェクトの進捗管理、サイト分析、改善提案などをおこなっている。インフォバーンでは部活に一人2つまで入れることになっている。現在、正式なヨガ部メンバーは18人。非正規メンバーが4,5人いるので合わせると22~23人ぐらい。部活はほかに、ボルダリング、フットサル、キックボクシング、料理、ボードゲームなどがある。


ヨガ歴
2007~2008年 ホットヨガスタジオに通う
2009年 スタジオ・ヨギー中目黒に通い始める
2015年10月 現在の会社に転職
2015年12月末 説明会に参加したのち、200時間コースに申し込む
2016年1月~8月 ヨギー・インスティテュート認定200時間コース修了
2016年5月~ 会社で朝ヨガクラスをスタート
2016年10月 ヨギー・ヨガ認定試験に合格、ヨギー・インスティテュート 認定200インストラクター(YIC200)
2016年11月 ヨガ部スタート
2016年12月 ヨギー・インスティテュート ヨガニドラー・トレーニングコース修了